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江戸時代の宿場の建物を残すために、仲間とつくった蕎麦屋も、もう20年。今では二代目に引き継いでいます。
そば七
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小諸市本町3-1-2  ☎︎0267-22-7688 

火曜定休

営業時間(〜3月中) 月〜金: 11:00 - 13:30 土日祝 11:00 -15:00 

https://soba7.wordpress.com

オープン/1996年(平成8年)建物の年代/江戸後期、築210年  不動産/賃貸

設計・施工/先代ご主人(佐藤明夫さん)が改築案をつくり、建築士に設計や構造計算を依頼。基礎工事については工務店に依頼。2000万程度かかった。構造的な部分以外は、ご主人、友人などのセルフビルド。

参考にしたいところ/古民家の魅力である太い梁や柱を見せている。店は伝統的な町屋の特徴である、土間、座敷、中庭が見通せ、中央に昭和初期の明かりとりを残している。

平成8年、この建物の存続が危うくなった折に、佐藤明夫さんがこの建物を借り、仲間や息子に手伝ってもらいながら、土日や夕方にコツコツと2年間かけて理想の店をつくりあげました。蕎麦打ち修行も一から行い、大工仕事、庭師の仕事などをひとつひとつ勉強しながら取り組んだそうです。

奥さま曰く「主人はこの本町で育ったので、離れていても、いつか本町に店を出したいと思っていました。この建物が壊されるというので、ほうってはおけなかったんです」とのことです。

この建物は、江戸時代に小諸宿本陣代として建てられたもので、間口の広さ、入口の立派な向拝(玄関口)が格式を示しています。向拝は1806年頃のものと伝えられ、当時の流行の松や鳥が彫られています。宿屋として建てられ、江戸時代は店から庭まで座敷が三間つながっていたと思われます。
 

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​修復前/昭和59年の写真

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