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参考にしたい!
古民家・空き家再生の店&宿 @ 信州・小諸佐久周辺
江戸時代にタイムスリップしたような海野宿の町並みの中にある工房&ギャラリー。工芸家のご夫婦が、こだわってリノベしてきたお店は、ハンドメイドの美しさが際立つ空間です。「後ろが工房、前が店」というスタイルのお手本になります。
ガラス工房 橙(だいだい)
東御市本海野1071-3 ☎︎0268-64-9847
火曜定休/営業時間 10:00 ~ 17:00 冬期は ~ 16:30
9月・12月・1月・2月は不定休

オープン/1999年(平成11年) 建物の年代/1941年(昭和16年)
設計・施工/重要伝統的建造物群保存地区なので、伝統工法の復元ができる設計士に依頼。自分たちでどうしたいかを考えながらプランをまとめ、職人さんに入ってもらった。三和土(たたき)は自分たちで施工。土壁を塗るのも一緒にやった。タイルなど工芸的なデザインは、セルフリノベ。
参考にしたいところ/オーナーのご夫婦ともに工芸家というだけあって、時間を経て味わいを増す自然素材の美しさを大事にした店づくり。土と木でできている古民家の壁や梁は、そのまま美術作品のよう。木枠のガラス戸が、古民家の閉塞感を薄めて軽やかさを出している。展示用の家具は、この家に残されていたものや長年かけてコレクションした古道具。こたつの枠でつくった机、農具でつくった壁掛けなどの再生デザインのインテリアも多く、ハンドメイドの発想とセンスが光る。
ガラス製品が美しく見える光を大事にしたディスプレイのおかげで、「何かひとつ買いたい」という気にさせる。
シンボルである橙色のガラスのランプシェードが印象的。
国の重要伝統的建造物群保存地区・海野宿の中ほどにあるガラス工房 橙(だいだい)は、店の少ない海野宿の中にあって貴重な存在です。
首都圏でガラス工芸に取り組んできた寺西将樹さん、真紀子さんのご夫婦は、30歳の時に、将樹さんの出身の丸子に近いこの海野宿に工房を構えました。
ご両親の紹介で見つけたこの建物。戦時中に建てられたものなのに、宿場の町並みに合わせその土地の素材をいかし職人の手でどっしりとつくってある古民家に惹かれて借りることにしたそうです。でも雨漏りや大量のごったく(方言/不用品)が残されいる状態で、大家さんは「片づけてくれれば、すきにしていいよ」とのことでした。まずは大量のゴミ出しからはじまり、その中から使える家具などを拾い出しました。「古民家を、きれいな状態で貸す人はいない。まずはかたづけですね」とのこと。
街道沿いの主屋を店舗にして、工房は母屋の裏に新たに建てました。
「はじめの改修費は、店の1階と工房にだいたい1000万円くらいかかったかな。その時は店の2階に住んでいました。次に2階をカフェにするのに、300万〜500万くらい。借り入れを返したら、次の改修を行うというように段階的にすすめました。」
今は、別に家を借りてそこに住んでいるそうで、その他にも古民家を一棟買いとって、今は書道教室などに貸していますが「ゆくゆくは民泊などもできるといいなと思っていて、まだまだリノベーション中です」とのこと。
江戸時代の町並みが残り、観光客も来る。でも「店などをやりたい人はいるが、借りられる家がない」のが実情だそうです。「なんとかしないといけないが、個人でできることは限られています。できればもっと物件を貸してくれる方が出てきて、若いものづくりの人が入ってきて個性ある店が増えるといいのですが・・」と将樹さん。
真紀子さんいわく、
「古民家と20年つきあってきましたが、化学物質の新建材ではないので自然素材の心地よさ、美しさがいいです。シックハウスもないですね。
この店の雰囲気が好きで通って来てくださるお客様が、けっこういます。
店はいつもきちんとしておく、プラスチックなどの工業製品は見えないところに置くなどして、生活感を出さないように気をつけています。
古家具に商品のガラスをディスプレイ。そこにお花を挿して置いたり。古民家は、とってもインスタ栄えするようで、それをお客様が写真に撮ってSNSで拡散してくださる宣伝効果は、大きいと思います。見られる事を常に意識しています」
やはり美しさには、それなりの努力があるということです。






















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